軽自動車を知ろう

黄色いナンバーをつけて走っている、ちょっと小型の自動車。それが軽自動車です。「ケイ」と略して呼ばれることも多いですね。

低価格で、燃費がよくて、小回りがきく。女性にも扱いやすい。でも、ちょっとパワーに欠けるし、男が乗るのはちょっと恥ずかしいかもしれない。そんなイメージが一般的ではないかと思います。もしかしたら、軽トラックやバンのイメージから業務用のクルマだと思っている方もいるかもしれませんね。

しかし、今や軽自動車もバラエティに富み様々な種類が見られるようになっています。家族で使うことを想定し、車内空間を広く、荷物もたくさん詰めるような軽自動車が人気を集めています。また、エンジンの技術の進歩で燃費性能が飛躍的に向上し、今では環境に配慮したエコカーと呼ばれるクルマの一翼を担っています。さらには、クルマの走る楽しさを味わうことができるスポーティーなタイプ、二人乗りで海沿いを走るようなシーンが似合うオープンカータイプまで、様々な軽自動車があります。

そんな軽自動車が、実は日本独自のクルマの規格だということは、ご存知でしょうか?

軽自動車の始まりは、1955年の国民車構想に遡ると言われています。この構想は、当時の通産省(現在の経済産業省)が、条件を満たした自動車であれば、製造・販売を国が支援するとした産業振興政策です。この構想に促されてさまざまな自動車メーカーが提示された条件を満たす新車種の開発に注力し、さまざまな自動車が製造されました。まだ経済的に今ほど豊かでなかった日本において、比較的低価格な軽自動車は人気を集めました。また、当時の日本人は現在よりも小柄な体格の人が多かったこと、狭い道が多い日本の土地に合っていたとも言われています。

はじめに設定された軽自動車の排気量は360ccでしたが、1976年には550ccへ、1990年には現在の660ccへ拡大。衝突安全性を向上させることを目的に車体の全長・全幅などの車体の拡大が1998年に行われました。こうして、今の多様な軽自動車が誕生していきました。

日本で生まれた軽自動車という独自の規格が、今でも愛され続けるのには、やはり優れた点がたくさんあるから。ここでは、その一部をご紹介します。